復興へがんばろう宮城TOP > むすび丸とセニーのB級グルメ食べ歩き!県南・仙台編

むすび丸とセニーのB級グルメ食べ歩き

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ずんだ

枝豆を柔らかくゆで、熱々のうちにさやから出して薄皮をむき、すりこぎですりつぶして作られる「ずんだ」。

手間ひまをかけて作られ、かつては家庭の味として親しまれていました。

なかでもずんだ餅は、今や米どころ宮城県を代表するソウルフードになっています。

ずんだ

 

店舗ご紹介

ずんだ茶寮 仙台西口店

ずんだ茶寮 仙台西口店は、アクセスが便利な仙台駅構内にあり、観光客や仙台市民、男女を問わず、幅広い年代の方々に利用されています。

ずんだ茶寮のずんだ餡は、厳選した枝豆を独自の配合でブレンドして作られ、なめらかながら、枝豆の粒の食感も楽しめます。
宮城のもち米「ミヤコガネ」を使用した、粘りとコシのある餅との相性もぴったり!

おみやげとして購入できるだけではなく、ゆったりとした飲食スペースでは、ずんだ餅をはじめとした様々なずんだスイーツを味わうことができます。
箸休めの塩昆布が盛り付けられた小皿の形にもご注目!

営業時間
09:00~21:00
住所
〒980-0021 仙台市青葉区中央 1-1-1仙台駅西口1F
TEL/FAX
022-726-3061
URL
http://zundasaryo.com/html/home.html
ずんだ茶寮 仙台西口店 むすび丸 仙台タウン公式キャラクター セニー

 

インタビュー

ご担当者:萱場 美佳 店長

→お店に入った瞬間、「ずんだ餅はいかがですか」と、萱場店長の声が聞こえてきました。
てきぱきとした明るい雰囲気が伝わってくる女性です。

 

震災時の店内の様子を教えてください。

→ちょうど震災があった時間帯は、店内は満席状態でした。 ガタガタと揺れが大きくなり始めたため、すぐにテーブルの下に入るようお客様に呼びかけました。

揺れが一旦収まった際に、大丈夫だと判断して店から出ていかれたお客様も、何名かいらっしゃいましたが、揺れは長く、何度も余震が続く状態だったので、多くのお客様は、避難しようにもなかなかテーブルの下から出られない状態でした。

 

再開はいつ頃でしたか?また、震災後は客足に変化はありましたか?

→仙台駅構内はまだ一部しか立ち入りができませんでしたが、店内は特に大きな被害はありませんでした。
まずは清掃と消毒を行い、3月28日から営業を再開し、お客様をお迎えしました。

当初は電車やバスの交通機関も運休が続いており、仙台駅に足を運ぶ方も少なかったのですが、運行再開に伴って徐々に客足は増え、また、4月29日の東北新幹線の再開により、遠方からいらっしゃる方も増えました。

また、本当に多くのお客様から、「頑張ってください」、「応援しています」とのお声を頂き、大変励みになりました。

 

印象的な出来事はありましたか?

→震災直後ですが、開店準備を始めるまだ朝早いうちから、構内でジャージと長靴姿の方を多く見かけました。
そしてちょうど閉店の頃、朝に見かけた方々が帰ってこられる姿を再度見かけたんです。
復興ボランティアで沿岸部に向かう方が多くいらっしゃっていることを実感した出来事でした。

また、多くの芸能人の方々が当店に足を運んでくださったり、メディアでも何度も取り上げて頂いたり、全国の方々に応援していただいていると実感しました。

 

ずんだ餅の魅力を教えてください。

→ずんだ餅は、米、餅米からしっかりついているので消化もよく、ずんだは畑の肉といわれる枝豆で、良質な植物性たんぱく質やビタミンが豊富に摂れるということもあり、女性の方に大変喜ばれています。
これまでは夏のお盆のころ、農家でしか食べられなかったごちそうが、好きなときに召し上がれるようになったことも人気の秘訣です。

 

ずんだは健康にもいいんですね。

はい、ずんだの原料の枝豆にはビタミンA、Cや脳を活性化させてくれる「レシチン」が含まれています。

 

ずんだの名前の由来ってあるんですか?

2つの説があり、1つは豆を打つ、すなわち豆打、「ずだ」や「じんだ」がなまって「ずんだ」になったという説。2つ目は歴史とからめて、伊達政宗が出陣の際に用いた「陣太刀」(じんだとう)で豆をつぶして食したことから、「陣太刀」が「ずんだ」となったという説です。

 

宮城県外の観光客に向けて一言PRをお願いします。

→まだまだ復興には時間が掛かりますが、観光をしに、そしておいしくヘルシーなずんだ餅を食べに、是非宮城へ遊びにいらしてください!

ずんだ

 

ずんだ茶寮 仙台西口店

 

ずんだ茶寮 仙台西口店

 

 

ほっき飯

亘理郡は全国でも有数のほっき貝の産地。
紅色に染まったほっき貝は、春の味覚として知られています。
醤油、酒、みりんなどの調味料で、さっと煮たほっき貝のだし汁で炊き込んだご飯に、柔らかで歯ごたえのあるほっき貝を乗せたほっき飯は、伝統的な家庭料理として親しまれてきました。
今では亘理郡周辺の名物料理として食べられています。

 

店舗ご紹介

和風レストラン田園 亘理店

亘理店と山元店の2店舗がある、和風レストラン田園。
今回伺った亘理店は、仙台市中心部からも多くのお客様が訪れ、広々とした駐車場と店内が、平日の昼時には満杯になる人気店です。

また、ほっき飯の他にも、秋は鮭といくらを存分に味わえる「はらこ飯」など、その季節に応じて、旬の食材を美味しく頂けるメニューが揃っています。

営業時間
10:30~21:00(L.O.20:30)
休業日
水曜日,(祝日の場合は営業、翌日休み)
住所
宮城県亘理郡亘理町逢隈上郡字上147
TEL
0223-34-8760
和風レストラン田園 亘理店 むすび丸 仙台タウン公式キャラクター セニー

 

インタビュー

ご担当者:菅野 進社長

→亘理町周辺で、和風レストラン田園をはじめとした、海鮮料理店を展開する菅野社長。
震災と原発の影響により、ほっき貝の確保が難しくなった際のエピソードについて、お話しして頂きました。

 

震災時の店内の様子を教えてください。

→震災が起きたのは、お客様がほとんどいない時間帯でした。
当日、私は店におらず、たまたま仙台市内の飲食店にいたときに被災しました。
亘理方面へ向かう国道4号線のバイパス道路が混み始めましたが、渋滞で本格的に帰れなくなる前に、当店へ戻ることができました。
被害は店舗ごとによって異なりますが、瓦が落ちるなどの被害もあったものの、内部に大きな被害はありませんでした。

電話の不通により従業員の無事がすぐに確認できなかったことや、ガソリンの補給には困りましたが、水道の復旧は2、3週間ほど、電気は各店舗によりまちまちですが1週間以内で全店舗復旧しました。

 

ほっき貝はこの地域の特産物ですが、震災の影響はいかがですか?

→ほっき貝は北海道から東北の磯浜漁港(宮城県亘理郡山元町坂元)、相馬港(福島県相馬市原釜大津)、相馬港からさらに南下した磯辺地区(福島県相馬市磯部)の辺りで獲ることができます。

当店では、主に磯浜で獲れるほっき貝を使っていたのですが、今回の津波により漁獲地域は甚大な被害を受けました。
船も流されてしまったために漁もできず、現在でも、どのくらい貝が取れるか分からない状況です。
また、ほっき飯に使う貝のむき身とむき汁を、それぞれ分けて納品頂いていた業者の工場と自宅が全壊し、材料の確保が困難になってしまいました。

 

そのような難しい状況の中で、どのようにほっき貝を確保したのでしょうか?

→当店のほっき飯は、12月初旬から5月初旬ごろまで提供している期間限定メニューになります。
毎年、その材料となるほっき貝は、12月から3月頃まではこの磯浜周辺で獲れたものを使い、ほっき貝の漁が終了する産卵時期の4月以降は北海道産のものを使用していました。
それぞれ旬を迎える時期が違う地域で獲れるほっき貝を使うことで、より美味しく召し上がって頂ける工夫をしていました。

被災時もほっき飯のシーズンでしたが、仙台の市場で販売されているほっき貝をなんとか買い集め、営業再開後は、通常通り5月半ばまでほっき飯の提供を続けました。
貝をむく作業は、当店の従業員、また、市場の方々にも手伝って頂いて乗り切ることができました。

今回、ほっき飯のシーズンを迎えるにあたり、12月から5月までのほっき貝の確保について悩んでいたところ、仙台の市場関係者に、苫小牧にある国内最大級のほっき貝専門店を紹介して頂きました。
この専門店の社長は、2、30年前に相馬の漁港で働いていたよしみもあって、ほっき貝の手配を快諾して頂いたんです。

 

震災前後で客足に変化はありましたか?

→各店舗で開始時期も異なりますが、当店は4月1日から再開、他店舗も4月中旬頃までには営業を再開しました。
震災直後は昼時だけ混んで、夜にはほぼ車が通らない状況でした。
JR常磐線は運行休止の状況でしたので、電車で足を運ぶお客様は少なかったものの、店沿いの道路は他県からの復興関係の乗用車や震災見舞いのタクシーで混雑の状況が続き、徐々に客足も伸びていきました。

現在は、震災前に比べて、8割ほどお客様が戻ってきました。休日の昼時には行列ができ、混雑する状況です。

 

お持ち帰り用のほっき飯もありますが、美味しい食べ方はありますか?

→貝は加熱すると固くなる特徴があるので、できればご飯だけを電子レンジで加熱し、あとからほっき貝を乗せて、ご飯の余熱で温めて食べたほうがおいしく召し上がれると思います。

 

宮城県外の観光客に向けて一言PRをお願いします。

→ほっき飯は、当店では30年以上も作り続けているメニューで、地元はもちろん、遠方から毎年食べに来てくださる方が多くいらっしゃいます。
ほっき貝は当て字で「北寄貝」と書く、北国ならではの味覚で、貝の炊き込みごはんというのも珍しいと思います。

1月から3月頃にかけては、産卵前で栄養も乗った、ほっき貝が一番美味しい季節になりますので、ほっき貝を贅沢に使ったほっき飯を、是非食べにいらしてください!

 

ほっき飯

 

和風レストラン田園 亘理店

 

ほっき飯

 

和風レストラン田園 亘理店

 

和風レストラン田園 亘理店

 

おくずかけ

本来はお盆や彼岸に食べる精進料理として伝わり、現在では宮城県の郷土料理として食べられているおくずかけ。
人参、いんげん、ごぼう、なす、椎茸などの様々な野菜が入った醤油味のあんかけに、白石温麺と豆麩が入っているのが特徴。
暑気払いとして、このように温かい料理を食べる習慣が生まれたのではないか、と言われています。
また、「おくずかけ」と呼ばれるほか、宮城県遠田郡美里町などの一部の地域では「すっぽこ汁」と呼ばれるなど、様々な名称で人々に親しまれています。

 

店舗ご紹介

おたま茶や

仙台市指定史跡で、観光スポットとしてもよく知られる、伊達政宗公の霊廟、瑞鳳殿。
その入口付近に位置し、おくずかけを1年中食べることのできるのがおたま茶屋です。
この時期の寒い日でも、体の芯から温まってほっとする、優しい味のおくずかけが頂けます。

また、おくずかけの他にも、牛タンを味わえる伊達御膳、宮城県名物のカキフライ定食やずんだ餅など、アットホームな雰囲気のお店で、宮城県の魅力を楽しめるメニューがたくさんあります。

営業時間
11:30~21:00
住所
仙台市青葉区霊屋下18-9
TEL
022-211-0305
おたま茶や むすび丸 仙台タウン公式キャラクター セニー

 

インタビュー

ご担当者:清水 道子 社長

→おたま茶やのほか、高齢者向けのお弁当の配送サービスを提供しています。
先日まで東京におり、地元の仙台市中心部よりも、むしろ関東や九州のほうが東北を応援しようという意識が強いように感じたそうです。

 

震災時の店内の様子を教えてください。

→ちょうどお客様がお帰りになってほっとした時間に、カタカタと店内が揺れ始めました。 被害は、壁に亀裂が入ったり、酒瓶が何本か倒れた程度で済みました。
プロパンガスを使用し、大きなタンクに水は備蓄していたほか、仙台市中心部は3日ほどで電気も復旧し、食材に関しても、予約客やお弁当の配送サービスのために、相当な量を備蓄しているので安心でした。

 

震災前後で客足は変わりましたか?

→ちょうど震災の起きた3月は、観光客が増え始める時期だったのですが、予約客からキャンセルの連絡が立て続けに入りました。
当店も、1ヶ月ほどは、お弁当の配送サービスを中心に営業を行っていました。

 

宮城県の郷土料理として知られるおくずかけですが、どのように作るのでしょうか?

→通年提供できるお店のメニューとして作っているので、一般家庭とは異なると思いますが、お店では全部、下ゆでしておき、お客様のご注文にあわせて、しいたけのもどし汁とだし汁、おしょうゆで味付けし、とろみをつけます。

 

たくさんの野菜が食べられるのが、おくずかけの美味しさの理由だと思いますが、必ず入れる具材というのはありますか?

→お盆やお彼岸に作ってお供えしたので、その時手に入る昔の夏野菜が中心でした、インゲン、里芋、なす、干しいたけ、油揚、温麺(ウーメン)、まめふなどが具材でしたが当店では、消化のよいダイコン、人参、ごぼうも入れています。

 

他県の方々が、おくずかけを食べた際の反応はいかがですか?

→人それぞれではありますが、「どんな方でも食べやすい味だね」と言ってくださる方もいます。
また、おくずかけは、会津の郷土料理の「こづゆ」に似ているようですね。
東北人の恥ずかしがり屋な気質なのでしょうか、たとえ良いものや美味しいものがあっても、なかなか口に出さず、人に勧めないところもあるんですよね。
県外の方々が遊びにきて、そういったものを発見して頂ければ、嬉しく思います。

 

おくずかけの魅力はなんでしょうか。

→野菜と温麺だけなので消化がよく、身体にやさしいところですね。
夏の食べ物ですが、とろみがついてあたたかいので、暑気払いにもなったかもしれませんね。
瑞鳳殿の参道にあるお店として、昔なつかしい味を伝えていきたいと思います。

 

宮城県外の観光客に向けて一言PRをお願いします。

→募金をしていただくよりも何よりも、実際に足を運んで頂き、現状を見て、そして観光を楽しんで頂きたいです。
最初の頃とは違い、物流もすっかり元通りになった今は、食事も観光も存分に楽しめますので、地元の人々が復興に向けて懸命に頑張っている様子を、知って頂きたいと思います。

おくずかけ

 

おたま茶や

 

おたま茶や